手作りのお食事について。
2018年頃に、どんな施設を開設するかを考えている時に、いろいろな施設の見学を行っていると、社長さんや施設長さんから、厨房の必要性についてさまざまな意見が寄せられ
その中で
「管理が大変だからいらない」
「食中毒に気を付けないといけない」
との声が散々でした。
しかし、私は入居される方々の一番の楽しみは「食事」であると考えていました。
そのため、厨房の設置計画を進め、反対を押し切る決断をしました。
確かに、皆さんが指摘していた通り、厨房の運営には多くの困難が伴います。
人材確保、衛生管理、献立作成など、様々な課題に立ち向かわなければなりません。
しかし、その一方で、利用者の方々からいただく「おいしかった!」という言葉は、その苦労を一掃してくれるほどに、何よりの励みとなっています。
千樹の杜では、できるだけ手作りにこだわり、厨房スタッフが心を込めて調理しています。
正直言うと、人材確保や食材費、光熱費の高騰などに頭を悩ませることも多いですが、それと引き換えに、利用者の皆さんの笑顔や満足の表情があれば、それが何よりの喜びです。
厳しい現実に直面しながらも、私たちは千樹の杜の手作りの食事を存続させ、利用者の方々に美味しい食事を提供し続けたいという強い思いを抱いています。
これからもスタッフ一同、努力を惜しまず、千樹の杜の食事が多くの方に「美味しい」と言われるよう頑張ってまいります。